生活保護を受ける人は、生活に利用されていない資産や贅沢品を処分して生活費に充てる必要があります。
「生活保護受給者はスマホを持てない?スマホは贅沢品になる?」と心配している方も多いかもしれません。
この記事では、生活保護受給者でもスマホが持てる理由について解説します。
あわせて、スマホの審査に通りやすくする方法や契約する際の注意点も紹介しています。
目次
スマホは高額な製品も多く贅沢品のように感じるかもしれませんが、「生活必需品」に含まれるため、生活保護受給者でも持つことができます。
ここでは、スマホが生活必需品と言える理由を解説します。
生活保護受給者のスマホ契約が”贅沢”ではない理由
・国民の所有率が7割を超えている
・ケースワーカーとの連絡手段に必須 ・就職活動の連絡手段に必須 ・賃貸契約の入居審査で電話番号が必要 ・携帯代は生活扶助から支払う |
厚生労働省の基準によると、生活保護受給者は「全世帯の70%程度の普及率がある生活用品」であれば所有できます。
2022年の時点で、スマホの世帯保有率は88.6%(総務省 令和4年度 情報通信白書)。
ほとんどすべての世帯が所有する生活必需品となっているため、生活保護受給者でも持つことができます。
スマホは、ケースワーカー(地区担当員)との連絡手段に必須のツールです。
ケースワーカーとは福祉事務所から派遣される相談員のことで、生活保護受給者の問題を把握して自立支援を提供する役割を担っています。
適正な保護費の受け取りや就労支援などのサポートを受けるには、ケースワーカーとの定期的なコミュニケーションが欠かせません。
ケースワーカーとの連絡手段を確保しておくために、携帯やスマホは必需品と言えるでしょう。
生活保護の目的は、困窮者に健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立を支援すること。
働く能力がある人の場合、生活保護を受けながら就職活動をして自立を目指す必要があります。
スマホは、就職活動の際の会社との連絡手段としても必須のツールです。
生活保護制度では「住宅扶助」の限度額が決められているため、家賃の安い賃貸住宅への引っ越しが必要になる場合があります。
一般的に、賃貸住宅の入居申込書には電話番号の記載が必要です。
また、入居審査の際に電話連絡による本人確認が行なわれることも多く、電話番号がないと審査に落ちる可能性が高くなってしまいます。
住宅を確保するためにも、スマホは必須のツールと言えるでしょう。
スマホの料金は、生活保護費の中の「生活扶助」から支払う必要があります。
「生活扶助」とは、食費・光熱費など日常生活に必要な費用をまかなうために支給される扶助のことで、厚生労働省の定める「最低生活費」に基づいて支給額が決定されます。
スマホ料金をこの生活扶助の範囲内で支払っている限り、スマホが贅沢品とみなされることはありません。
生活保護を受けているというだけの理由で、スマホの契約審査に落ちることはありません。
ただし、債務整理や携帯料金の滞納などの経験があると、審査に通りにくくなることがあります。
スマホの審査に通りにくい人でも契約できて、生活保護受給者でも支払いしやすいおすすめの格安SIMサービス3選を紹介します。
「誰でもスマホ」は全国約100店舗で申し込みできる、携帯ブラックでも契約できる格安SIMサービス。
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誰でもスマホの特徴
・24時間かけ放題つきで月額3,278円(税込)~
・初期費用:SIMのみ2円(税込)~。本体セット990円(税込)~! ・支払い方法はコンビニ支払い・口座振替! ・最低利用期間と違約金がない!短期間で解約しても問題なし! ・公式サイトまたは全国約100店舗で申し込み可能(2024年7月現在) ・電話サポートがあるので困った時に相談できる |
誰でもスマホの料金プラン
データ通信量
(24時間かけ放題付き) |
月額基本料 |
1GB | 税込 3,278円 |
3GB | 税込 3,580円 |
5GB | 税込 3,980円 |
20GB | 税込 4,980円 |
25GB | 税込 5,580円 |
50GB | 税込 6,980円 |
※2024年7月現在
誰でもスマホの月額料金は24時間かけ放題つきで3,278円(税込)~と格安。
どれだけ電話しても料金は上がらないので、生活扶助の範囲内でやりくりするのに最適です。
初期費用も格安で、端末セットでも一括払い990円(税込)~契約できます(初回限定)。
口座振替に加えてコンビニ支払いにも対応しているため、クレジットカードや銀行口座が持てない人も利用可能です。
最低利用期間や違約金がないのも安心できるポイント。短期間で解約してもペナルティは一切ありません。
不明点がある場合は「新規契約専用ダイヤル」で丁寧なサポートが受けられます。
ぜひ、気軽に問い合わせしてみてください。
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出典:スカイセブンモバイルHP
「スカイセブンモバイル」の特徴
・全国約80店舗でサポートが受けられる
・口座振替に対応 ・SMS付データプランも選べる ・LINEで問い合わせできる |
スカイセブンモバイルの料金プラン
データ通信量 | 月額基本料
(かけ放題付き) |
1GB | 3,256円 |
3GB | 3,916円 |
5GB | 4,576円 |
10GB | 6,226円 |
20GB | 8,756円 |
50GB | 10,978円 |
※2024年7月現在の調査内容です
※価格は税込です
スカイセブンモバイルは、全国に約80の店舗を展開するブラックOKの格安SIMサービス。
契約に不安や不明点があった場合、近くの店舗でサポートが受けられるのがメリットです。
現在「7つのキャンペーン」を開催中で、10GB以上のプランを契約すれば事務手数料無料などの特典が受けられます。
注意点は、Web申し込みの場合受け取りまで数日かかること。
店舗なら即日開通できるので、スマホがすぐに必要な場合は店舗で申し込みすることをおすすめします。
また、12ヵ月以内に解約すると契約プランの月額料金1ヵ月分の解約金がかかるので注意してください。
出典:だれでもモバイルHP
「だれでもモバイル」の特徴
・10分かけ放題が選べる
・1GBプランの月額料金が安い:1,990円(税込)~ ・口座振替に対応 ・データ+SMS、データ専用プランも選べる ・LINEで問い合わせできる |
だれでもモバイルの料金プラン
データ通信量 | 月額基本料
(10分かけ放題付き) |
月額基本料
(かけ放題付き) |
1GB | 1,990円 | 3,300円 |
3GB | 3,700円 | 5,500円 |
5GB | 4,500円 | 6,160円 |
7GB | – | 7,040円 |
10GB | 6,100円 | 7,810円 |
20GB | 8,700円 | 11,110円 |
※2024年7月現在の調査内容です
※価格は税込です
だれでもモバイルの特徴は、「10分かけ放題」が選べること。短い電話の多い人におすすめです。
とにかく料金を安くしたい場合は、10分かけ放題の1GBプランを選択すれば、月額1,990円~使えます。
ただし、10分かけ放題プランでも3GB以上のプランを選択すると他社と比較して割高になるので注意してください。
また、24ヶ月の最低利用期間があるのもデメリット。最低利用期間内に解約すると、月額料金1ヶ月分相当の違約金が発生します。
生活保護受給者がスマホを契約する際は、以下の点に注意してみてください。
生活保護受給者のスマホ契約の注意点
・10万円以下のスマホにする
・無駄なオプションはつけない ・”ほぼ”審査なしのスマホサービスを選択する |
クレジットカードやローン、スマホ分割払いの滞納がある人や、完済から5年が経過していない人の場合、スマホの分割購入審査に通りにくくなります。
また、収入が少ないことが原因で審査に落ちることもあります。
審査に落ちてしまった場合は、価格が10万円以下のスマホにしてもう一度分割購入審査を申し込みしてみましょう。
一般的に、本体価格が10万円以下のモデルであれば”丁寧な審査”が省略できるため、審査に通りやすくなると言われています。
できるだけ価格の安いスマホを選んだ方が、「生活扶助」の範囲内で生活費をやりくりするうえでも役立つでしょう。
店舗でスマホを契約する場合、スタッフから複数のオプションサービスへの加入をお願いされることがあります。
無料期間中にオプションを解約すれば料金がかからないことがほとんどですが、解約を忘れると1ヵ月数千円単位の請求につながることもあるので注意が必要です。
無駄な支払いを避けるために、最初から不要なオプションをつけないようにしておきましょう。
携帯ブラックなどが原因でどうしてもスマホの契約審査に通らない場合は、”ほぼ”審査のない格安SIMに申し込みしてみましょう。
審査が全くない携帯会社はありませんが、「携帯ブラックでも契約できる格安SIM」なら”ほぼ審査なし”で契約ができます。
「誰でもスマホ」は携帯ブラックでも契約できるおすすめの格安SIMサービス。
独自の基準で審査をしているため、他社で審査に通らない人も安心して申し込みできます。
携帯ブラックとは:
携帯・スマホ料金の滞納が原因で強制解約となり、”ブラックリスト”に載ってしまった人のこと。携帯ブラックになると、他社の契約審査にも通りにくくなります。 |
スマホをスムーズに契約するために、申し込みの際に行われる審査について簡単に理解しておきましょう。
スマホの申し込み審査には、大きく分けて以下の2種類があります。
・契約審査
・分割審査 |
生活保護が原因で「契約審査」に落ちることはありませんが、「分割審査」には落ちる可能性があるので注意してください。
「契約審査」とは、携帯電話・スマホの新規契約や乗り換え(MNP)をする際に行われる審査です。
契約審査では「各社の申し込み条件を満たしているか」や「携帯・スマホ料金の滞納がないか」がチェックされます。
収入は審査の対象とはならないので、生活保護が理由でスマホの契約審査に落ちることはありません。
契約審査に落ちる可能性があるのは以下のような人です。
・過去に携帯料金を滞納して強制解約になっている
・現在も携帯料金の滞納がある ・過去に同じ会社で短期解約を繰り返している |
「分割審査」とは、携帯電話・スマホ端末を分割払いで購入する際に行われる審査です。
分割審査の際には、「信用情報機関」に登録されているクレジットカードやローンの支払い状況に関する情報がチェックされます。
クレジットやローンの返済、また携帯の分割払いの支払いに遅れや滞納があると審査に通らないことがあるので注意が必要です。
また、審査基準に収入が含まれている場合、生活保護受給者だと審査に通りにくくなることもあります。
分割審査に落ちてしまった場合は、端末を一括払いで購入しましょう。
この記事では、生活保護受給者でもスマホを契約できる理由を解説しました。
生活保護受給者のスマホ契約が”贅沢”ではない理由
・国民の所有率が7割を超えている
・ケースワーカーとの連絡手段に必須 ・就職活動の連絡手段に必須 ・賃貸契約の入居審査で電話番号が必要 ・携帯代は生活扶助から支払う |
スマホはほとんどの人が所有している生活必需品で、決して贅沢品ではありません。
就職して自立を目指すためにも、スマホを契約して連絡手段を確保しておきましょう。
誰でもスマホは、他社の審査に通らない方やクレジットカード・銀行口座がない方でも契約できる格安SIMサービスです。
ハローワークなど全国5,500の団体から紹介を受け、これまで累計50,000人以上の方にサービスを提供してきました。
また、厚生労働省社会・援護局地域福祉課生活困窮者自立支援室が作成している「生活困窮者等へ携帯電話等サービスを提供している事業者リスト」に名を連ねています。
過去の携帯電話滞納状況等により携帯電話契約にお困りの方へ携帯電話等サービスを提供している事業者リスト(第3版)|令和5年10月
初期費用は端末セットで990円~、月額料金は24時間かけ放題つきで3,278円(税込)~と格安で、生活扶助費への負担を抑えられます。
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