携帯料金を滞納するとどうなる？強制解約までの流れと対処法を解説

携帯料金を滞納すると、回線停止や強制解約だけでなく、その後もさまざまな悪影響が発生します。

携帯料金の支払いが遅れそう、またはすでに滞納しているなら、できるだけ早く対処することが必要です。

この記事では、携帯料金を滞納するリスクと、滞納を避ける、または解消するための具体的な対処法を紹介します。

携帯代を滞納してしまうと起こるリスク

まず、携帯代を滞納してしまうと起こるリスクを理解しておきましょう。

携帯代を滞納してしまうと起こるおもなリスク

リスク	影響
遅延損害金（延滞利息）の発生	本来は支払う必要のない料金が発生する
携帯料金を一括で請求される	金額が大きくなり支払いが難しくなる
強制執行による財産の差し押さえ	預金や給与などが差し押さえを受ける
信用情報機関に異動情報が登録される	クレジットカードやローンの契約、携帯電話端末の分割払いができなくなる
新規契約・乗り換えが難しくなる	携帯電話が持てなくなる

ここでは、それぞれの内容を簡単に解説します。

もっと詳しく知りたい方は、下記をご覧ください！

遅延損害金（延滞利息）の発生

支払期限を過ぎると、翌日から年率14.5％程度の遅延損害金（延滞利息）が発生してしまいます。

余計な支払いを避けるために、携帯料金はできる限り期日までに支払いましょう。

携帯料金を一括で請求される

支払期限を過ぎると、未払いの携帯料金を一括で請求されることがあります。

請求金額が大きくなって支払いが一層難しくなり、長期の滞納につながる危険もあるので注意が必要です。

強制執行による財産の差し押さえ

強制解約後も滞納を続けていると、裁判所による強制執行の手続きが始まることがあります。

「強制執行」とは、強制的に未払い金を回収する手続きのこと。

携帯料金の滞納の場合は、預金や給与の差し押さえが行われる可能性があります。

信用情報機関に異動情報が登録される

携帯電話端末の分割払いを滞納すると信用情報機関に異動情報が登録されて、「信用情報ブラック」といわれる状態になります。

携帯電話端末の分割払い申し込み審査や、クレジットカードやローンの新規契約審査に通りにくくなるので注意が必要です。

新規契約・乗り換えが厳しくなる

携帯料金を滞納して強制解約になると、「不払者情報」に情報が登録されます。

「不払者情報」は携帯会社各社が共有しているため、料金を完済するまでは携帯電話の新規契約・乗り換え審査に通りにくくなります。

スマホの新規契約ができなくなると生活に不便が

携帯料金を滞納してスマホの新規契約ができなくなると、生活の様々な場面で不便を感じることになります。

考えられる5つのデメリットを見ていきましょう。

賃貸契約ができなくなる

一般的に、賃貸住宅の入居申込書には電話番号の記載が必要になるため、携帯電話・スマホがないと賃貸契約が難しくなることがあります。

また、入居審査の際に電話連絡による本人確認が行なわれることも多く、電話番号がないと審査に落ちる可能性が高くなるでしょう。

スムーズな就職活動ができなくなる

携帯電話・スマホは、就職活動にも必須のツールです。

就職活動をする際、携帯電話がないと会社との連絡をスムーズにとることができません。

携帯電話がないことで会社からの信頼が得られず、選考に不利になることも考えられます。

その他各種申し込みができなくなり不便になる

電話番号がないと、その他各種サービスの申し込みもしにくくなります。

銀行口座の開設、WEBサービスのアカウントの開設など、申し込みの際に電話番号の記載が必要になるケースは多くあるため、不便を感じることが多くなるでしょう。

また、携帯電話がないとWEBサービスやアプリなどでよく使われる「SMS認証による本人確認」ができず、自分のアカウントにログインできなくなる可能性もあります。

家族や友人と連絡が取れなくなる

基本的な点ですが、携帯電話がないと家族や友人と連絡を取るのが難しくなります。

帰宅時間・到着時間の連絡や待ち合わせ場所の確認などができず、自分が不便なだけでなく相手に迷惑をかけてしまう場面も多くなるでしょう。

子どもがいる方の場合は、安否確認ができなくなるのも大きなデメリットです。

適切なサポートが受けづらくなる

その他、行政や様々なサービスによるサポートも受けづらくなります。

たとえば、警察や消防にすぐ連絡できない、自動車事故の際に保険会社にすぐ連絡ができないなど、緊急事態にすぐ援助が要請できないのは大きなリスクの一つです。

また、生活保護を受けている人の場合、携帯電話がないとケースワーカーとスムーズに連絡が取れず、適切なサポートが受けにくくなることがあります。

スマホの料金を滞納してしまった場合の対処法

ここまで見てきたように、スマホの料金を滞納すると様々なリスクが発生します。

ここでは、携帯料金の滞納によるリスクを避けるための対処法を見ていきましょう。

すでにスマホが止まっている場合

すでにスマホの通信が止められてしまっている場合は、以下の方法を試してみてください。

キャリアに相談してみて個別の解決策を教えてもらう

スマホの通信が止められてしまった場合は、まず契約しているキャリアに連絡してみましょう。

「強制解約」ではなく「回線停止」された段階であれば、料金を支払うことで利用が再開できます。

別途審査が通りやすくすぐに契約できる会社で新規契約する

すでに強制解約されてしまった場合は、未払いの料金を支払うまで同じ会社で再契約ができません。

▼参考記事

また、他社でも新規契約審査に通りにくくなるため、できるだけ早く未払いの料金を支払いましょう。

どうしても料金の支払いが難しい場合は、連絡手段を確保するために審査が通りやすくすぐに契約できる会社でスマホを新規契約するのがおすすめです。

「誰でもスマホ」は携帯料金の滞納がある方でも契約できる格安SIMで、WEB申し込みの場合は最短翌日にスマホを使い始められます。

まだスマホが止まっていない場合

まだスマホの通信が止められていない場合は、以下の対処法を試してみてください。

キャリアに相談してみて個別の解決策を教えてもらう

携帯料金を滞納してしまった場合は、できるだけ早く契約しているキャリアに連絡しましょう。

支払期日の延長はできないことが多いものの、利用停止や契約解除を回避するための具体的な対応策を教えてもらえる場合があります。

クレジットカードで支払う

支払期限を過ぎた料金をクレジットカードで支払うことで、料金の引き落とし日を少しだけ先延ばしすることができます。

支払方法に「クレジットカード払い」を選択し一時的にクレジットカードで支払う方法です。

大手通信キャリア	クレジットカードでの支払い方法
ドコモ	Webビリングを利用
au	My auから支払い
ソフトバンク	My Softbankから支払い
楽天モバイル	My 楽天モバイルから支払い

ただしこの場合は、クレジットカード料金を滞納しないよう十分注意してください。

クレジットカードの引き落とし口座にお金を用意しておく必要があります。

一時的にお金を作り滞納を解消する：知人・家族に借りる、不用品を売るなど

一時的に支払いが難しくなってしまった場合は、お金を作る方法がないか探してみましょう。

フリマアプリなどで不用品を売れば、数千円程度のお金が作れるかもしれません。

また、無理なくできる日雇い・短期アルバイトを見つけることもできます。

自力でお金を作るのがどうしても難しい場合は、家族や知人にお金を借りて支払うのも選択肢の一つになります。

ただしこの場合は、友人関係や信頼を失わないために、約束した期日までに必ず返済するように注意しましょう。

消費者金融機関は金利が高くなっていることが多いため、一時的にお金を工面できても借りた以上のお金を返さなくてはならないことになるため、あまりおすすめはしません。

スマホの料金を滞納してしまいそうな場合の対処法

携帯料金の滞納によるリスクを避けるには、料金が支払えなくなる前に対策しておくのがベストです。

ここでは、スマホの料金を滞納してしまいそうなときにできることを紹介します。

キャリアに相談してみて個別の解決策を教えてもらう

料金の支払いが遅れそうなときは、まず契約しているキャリアに相談してみましょう。

支払期日の延長は基本的にできませんが、利用停止や契約解除を回避するための具体的な対応策を教えてもらえる場合があります。

事前に回線休止手続きを行い滞納リスクを回避する

料金の支払いが難しくなりそうな場合、いったん「一時休止」の手続きをとっておくという方法もあります。

「一時休止」は長期間携帯を利用しない人のためのサービスで、休止期間は少額の月額料金で電話番号を維持できます。

ただし、申し込み時に手数料がかかる、クラウドデータ（メールなど）が削除されるなどのデメリットもあるので注意が必要です。

クレジットカードで支払う

料金の支払い方法をクレジットカードに切り替えれば、料金の引き落とし日を少しだけ先延ばしすることができます。

クレジットカードの引き落とし日までの間に、一時的にお金を作るなどして支払いができる状況を整えておきましょう。

回線を一時停止しても無料でインターネットを利用する方法

料金の滞納で回線が停止（または強制解約）されると、契約しているキャリアが提供するサービスはすべて利用できなくなります。

ただし、スマホ自体が使えなくなるわけではないので、Wi-Fiに接続すればインターネットは利用可能です。

ここでは、無料でWi-Fiに接続してインターネットを利用する方法を紹介します。

※無料Wi-Fiの注意点： 個人情報の流出などセキュリティ面でのリスクがあります。提供元不明のWi-Fiにアクセスしない、フリーWi-Fiの利用時は個人情報を入力しないなど、セキュリティ対策を心がけましょう。

Wi-Fiホットスポットを利用する

「Wi-Fiホットスポット」とは、Wi-Fiに接続できる場所のこと。

フリーWi-Fiスポットなら、無料でWi-Fiに接続してインターネットが利用できます。

たとえば、一部のカフェ、コンビニ、ファストフードではドコモの提供する「d Wi-Fi」

が無料で利用可能です。

図書館など公共施設を利用する

図書館・駅などの公共施設では、自治体が提供する無料Wi-Fiが利用できることがあります。

無料Wi-Fiが使える施設では、利用できるWi-Fiのネットワーク名（SSID）が記載されたステッカーなどが掲示されているので、チェックしてみましょう。

月々の携帯代を抑える3つのコツ

毎月支払いの難しい状況が続いているなら、携帯料金を安く抑えるための対策が必要です。

月々の携帯代を抑えるコツとして、以下3つの点をチェックしてみてください。

料金プランの見直しをする

まずは、今契約している料金プランの見直しをしてみましょう。

例えば、「データ使い放題プラン」を契約しているなら、データ容量の少ないプランに切り替えることで料金を抑えられます。

また、同じ会社の「サブブランド」や「オンライン専用プラン」に切り替えれば、簡単な手続きで料金を大幅に安くできます。

格安SIM／格安スマホに乗り換える

現在大手通信キャリアでスマホ・携帯を契約しているなら、格安SIMに乗り換えるのもおすすめ。

「誰でもスマホ」は、全国約100店舗で申し込みできる、携帯ブラックでも契約できる格安SIMサービスです。

誰でもスマホの特徴

・24時間かけ放題つきで月額3,278円(税込)～ ・初期費用：SIMのみ2円(税込)～。本体セット990円(税込)～！ ・支払い方法はコンビニ支払い・口座振替！ ・最低利用期間と違約金がない！短期間で解約しても問題なし！ ・公式サイトまたは全国約100店舗で申し込み可能（2024年7月現在） ・電話サポートがあるので困った時に相談できる

独自の審査基準で、他社の審査に通らない方やクレジットカード・銀行口座がない方でも契約できます。

初期費用は端末セットで990円～、月額料金は24時間かけ放題つきで3,278円(税込)～と格安で、通信費用の節約にも最適です。

無料通話サービスの使用

電話をかけることが多いなら、「無料通話サービス」を利用することで通話料を安く抑えられます。

家族や友だちと電話する場合はLINEなどSNSの無料通話機能を使えば、料金は一切かかりません。

仕事の電話が多く、SNSの無料通話機能の利用が難しいというケースでは、携帯会社各社が提供する定額の「かけ放題オプション」に加入するのがおすすめです。

そもそも携帯料金を滞納しないように気をつけるには

毎月携帯料金の支払いが遅れてしまう状況が続いているなら、ちょっとした生活習慣の見直しで改善できるかもしれません。

最後に、携帯料金を滞納しないために気を付けるとよい5つの点を見ていきましょう。

請求書が来た瞬間に支払う

請求書払いで料金を払っているなら、請求書が来たその日、または次の日に支払うようにしましょう。

請求書を机の上や棚の中などに置いておくと、そのまま忘れていつの間にか支払期限が過ぎてしまうかもしれません。

郵便物を確認する習慣をつける

郵便ポストを確認する習慣をつけるのも大切です。

何日もポストに郵便が入りっぱなしになっていると、大切な請求書やお知らせを見落としてしまいます。

郵便ポストを毎日確認して、不要なものは処分、大切なものはすぐ開封してできるだけ早く対応しましょう。

自動引き落とし設定にしておく

支払い忘れを防ぐには、口座振替やカード払いなど、自動で料金が引き落とされる設定にしておくのがベストです。

自動引き落とし設定にしたら、引き落とし予定日までに口座にお金を準備しておくのを忘れないようにしてください。

ネットバンキングを利用すれば、口座引き落としの予定をメールやアプリの通知などでお知らせしてくれるので残高不足を防ぎやすくなります。

給料が入ったらすぐに支払う

給料が入ったらまず、携帯料金などの支払いを優先して済ませるようにしましょう。

携帯料金の支払いを後回しにすると、お金が足りなくなって支払いの遅れに繋がってしまうかもしれません。

5,000円以内のプランにする

携帯料金の支払いが1人毎月5,000円を超えているなら、もっと料金を安くできる可能性があります。

サブブランドやオンライン専用プラン、格安SIMへの乗り換えや、プラン変更を検討してみましょう。

5,000円以内でも、データ使い放題や大容量プラン・電話かけ放題など必要なサービスつきのプランが見つけられます。

まとめ

携帯料金を滞納すると、以下のような悪影響が発生します。

・延滞利息の発生と未払い金の一括請求 ・回線の停止と強制解約 ・信用情報に異動情報が登録される ・携帯の新規契約＆乗り換えが難しくなる ・スマホが持てず生活が不便になる

少しぐらいなら遅れても大丈夫かな…と考えるのではなく、請求が来たらすぐ支払うように習慣づけしておきましょう。

料金の支払いが難しい状況が続いているなら、プランの見直しや格安SIMへの乗り換えで料金を抑えるのがおすすめです。

すでに滞納してしまっている場合は、回線停止や強制解約を回避するために、できるだけ早く未払いの料金を支払いましょう。

強制解約が原因で携帯の新規契約ができなくて困っているなら、審査のゆるい「誰でもスマホ」がおすすめ。

かけ放題つきで月額3,278円(税込)から利用できるので、携帯料金の節約にも最適です！